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とちぎ暮らし・しごと支援センター  移住・交流相談員

生田 公二さん・山口花英さん

“ニア東京”で叶える、多彩な暮らし。

東京・有楽町駅を降りた目の前、東京交通会館8階にある「ふるさと回帰支援センター」をご存知ですか? 広々としたフロアに45道府県の地域情報がそろい、移住や田舎暮らしの相談・サポートを行う、地方移住を考える人にとって心強い場所です。

その中にある栃木県の相談窓口「とちぎ暮らし・しごと支援センター」で働く生田公二さんは、真岡市の観光まちづくり事業などにも携わってきた経歴の持ち主。現在は、こちらで移住のサポートを手がける生田さんに、栃木県の魅力から、移住を検討する際のポイント、とちぎ暮らし・しごと支援センターの上手な活用法まで、たっぷりと話をうかがいました。

STORY

栃木には、こんなにもたくさん魅力的な人がいるんだ!

—まずは、生田さんと栃木の関わりについて教えてください

学生時代に東京でまちづくり関連のアートイベントに参加していたのですが、東京の中心地にも地域に根深いコミュニティがあって、そこにアーティストや建築家、学生などさまざまなヨソ者が混じりあって、まちが変化していくさまが面白いなと思ったことが始まりでした。

その後、東日本大震災が発生した際に、改めて地方へと目を向けるきっかけがあって、ちょうどそんなとき、知人から県東エリアに位置する真岡市(もおかし)で観光まちづくりの事業がスタートするという話を聞き、ぜひ携わってみたいと、思い切って真岡市へ行くことにしたんです。

—真岡での観光まちづくりとは、どのような活動ですか?

真岡市は、日光や那須のように観光資源が豊富にあるわけではありません。だからこそ、市民一人ひとりが“観光の担い手”になって地域資源を掘り起こし、ネットワークを築きながら活動することで、街を元気にしていこうという取り組みでした。

この活動を通じて、県内各地で、当時震災によって被害を受けた地域を盛り上げようと活動する方や、カフェや古道具店などの商店主、地元の農家さんや、熱意のある県・自治体の職員など、地域で暮らすさまざまな方に巡り合うことができました。

「栃木にはこんなにも面白い人、魅力的な人がたくさんいるんだ!」と、東京から来てみて、驚いたのを今でも覚えています。

—とちぎ暮らし・しごと支援センターで働き始めたきっかけは?

真岡のプロジェクトがひと段落した後、栃木県以外にもさまざまな地域の事業に携わりましたが、栃木で出会った人たちの印象が強かったこともあり「いずれまた栃木に関わる仕事がしたい」と考えていました。そんなときに見つけたのが、「とちぎ暮らし・しごと支援センター」の募集でした。

東京にいながら、栃木の魅力を発信できることや、これまでの経験を生かせる仕事でもあることから、応募に至りました。

人と人、人と地域をつなぐ架け橋に

−移住・交流相談員の仕事で、大切にしていることは?

仕事や住まい探しの相談、移住にまつわる支援制度の案内も行いますが、「移住によって、どんなライフスタイルを実現したいのか」をしっかりとヒアリングすることを大切にしています。移住は少なからずその人にとって人生の大きな選択となるので、希望もあれば不安もあります。相談者の想いをくみ取り、その方や家族にとって、最適な提案することを心がけています。

具体的に希望する地域の絞り込みができてきたら、求める情報がより多く得られる現地の窓口や、参考になる暮らしや働き方を実現している移住者を紹介したり、地域の人につなぐことが重要になってきます。そのためには、私自身が日頃から、各自治体の移住に関する部署や支援を行う関係団体、キーマンと、しっかりと顔の見える関係を築いておくことも大切だと思っています。

−相談者には、どのような人が多いでしょうか?

相談に来られる方は、20代から50代くらいまでの働き盛りの方が7割ほどを占めています。なかでも、Iターン希望者が多いのが特徴でしたが、昨今の状況からかUターン希望の若者も増えてきている印象です。

Iターン希望者は、東京や神奈川、埼玉、千葉など東京圏在住の方が多く、“ニア東京”に位置する栃木県ならではと言えるでしょう。「自然が身近な環境で、のびのびと子育てがしたい」「ゆったりとした広い住まいで暮らしたい」という希望を叶えつつ、必要なときにはいつでも東京に出られる、これは栃木の大きな魅力の一つです。

さらに、テレワークの普及が進み、ニア東京でゆったりとした暮らしを叶えたいという、ニーズの高まりを肌で感じます。東京から宇都宮までは新幹線で約50分、車で2時間ほどという近さであり、テレワークによって出社が月1回や2回ほどであれば、苦にはならない距離感だと思います。

現在では、オンライン(Zoom)による相談も可能ですので、ぜひ気軽にお問い合わせください。

—県内各エリアの魅力を教えてください

栃木市や小山市などがある「県南エリア」は、なんと言っても都心へのアクセスが良く、JRや東武鉄道、高速道路などの交通インフラが整備されており、学校や病院、買い物ができる場所も充実していて、生活の利便性が高いのが魅力です。そのうえ、自然との距離も近く、のびのびと暮らすことができるため、移住先としても人気の高いエリアです。

「県東エリア」には栃木県のシンボルともいえる、いちごの生産量日本一の真岡市や、益子焼で有名な益子町があり、里山の自然に近い暮らしが楽しめます。公共交通の利便性は決して良いとは言えませんが、車があれば不便はありません。SLの走る真岡鐵道などローカルな風景も魅力的です。

宇都宮市のある「県央エリア」は、仕事や住まいの選択肢も幅広くあり、地方暮らし初心者の方にもおすすめです。生活に必要なお店や施設も身近にそろい、利便性が高い一方、少し足を伸ばせば田園風景や豊かな自然にも触れられる、まさに都会と田舎のいいとこ取りができるエリアです。

日光市のある「県西エリア」は、世界遺産の日光の社寺などの歴史資源や、温泉も多く、雄大な自然を有するエリアです。起業などやりたいことがはっきりしている人や、テレワーク等で場所を選ばない方、自然の中で暮らしたいという方などにおすすめです。

県南エリアと並んで人気が高いのが、那須塩原市や那須町のある「県北エリア」。観光スポットや温泉などが多い一方で、交通や生活のインフラが整っているエリアもあり、暮らしやすいのが魅力です。都心からは離れますが、そのぶん豊かな自然が満喫できます。

このように栃木県にはさまざまな表情があり、都会的な地方暮らしから、自然豊かな農村での暮らしまで、多様なライフスタイルが実現できるのが、何よりも大きな魅力です。

難しく考えず、まずは気軽にご相談ください!

—こちらの支援センターを、上手に活用するポイントは?

まだ移住についてぼんやりと考えている段階でも、まずは一度お話を聞かせていただければ、移住へのヒントが得られるかもしれません。何から始めていいのか分からないという方もたくさんいますので、何でもご相談いただけたらと思います。

また、具体的に移住先を検討する際には、「現地に行ってみる」ことが大切です。移住のリアルを知る先輩移住者や、地域に詳しい地元の方など、ご紹介できる方もいますので、話を聞いてみることで、より移住後の暮らしのイメージを持ちやすいと思います。もちろん、理想的なことばかりではありませんので、デメリットも理解した上で、決めていただく必要があります。

昨今の事情で現在は休止している所もありますが、自治体によっては移住体験のできる「お試し住宅」も用意していますので、移住先を決定する前に、現地での生活を体験してみるのも有効な方法です。

−最後に、今後、力を入れていきたいことを教えてください

自分自身が移住者だった経験から、このような窓口やサポートがあればどれだけ心強かったかと思うからこそ、これから移住を考える人にとって頼れる存在でありたいと思っています。特に栃木とのゆかりがない方の場合は、いきなり地域に飛び込むことは勇気のいることだと思います。自分だけで悩まずに、ご相談いただければ全力でサポートさせていただきます。

PROFILE

とちぎ暮らし・しごと支援センター  移住・交流相談員

生田 公二さん・山口花英さん

神奈川県出身。大学・専門学校を卒業後、都内の設計・デザイン事務所に勤めながら、空きビルを活用したアートプロジェクトにも携わる。その後、まちづくりの支援を行う会社にて、栃木県真岡市の「観光まちづくり事業」や、北関東の地域活性化プロジェクトに参加。2017年8月より、「ふるさと回帰支援センター」内の「とちぎ暮らし・しごと支援センター」で、移住・交流相談員を務める。

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真岡市について

真岡市

栃木県南東部に位置する真岡市は、東に連なる八溝山地、西に流れる大河・鬼怒川を抱える自然環境豊かな都市。
市内に5つある工業団地には約90社もの企業が操業しており、農業・工業・商業そして自然がバランスよく調和しています。

平均降水量は1306.2mm、平均気温は13.5度、日照時間は2044時間となっています。
積もるほどの雪が降ることは珍しく、年間を通して過ごしやすい地域です。

東京駅から東北新幹線で約1時間40分と、アクセスも良好。
車では、茨城空港まで1時間、成田国際空港まで2時間で行くことができます。

真岡市の
移住体験プログラム

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