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小山市

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About Oyama

田園環境都市 小山市

栃木県南部に位置し、東側が茨城県に隣接する小山市。関東平野のほぼ中央でほとんど起伏がなく、市の中央部には思川が、東部に鬼怒川が、西部に巴波川が流れています。東北新幹線、JR宇都宮線、JR水戸線、JR両毛線の4路線が乗り入れる交通の要衝として栄え、人口約16万6千人を有する栃木県第2の都市となっています。市街地を少し離れると、田園が広がる穏やかな雰囲気です。
田園環境と都市環境のバランスがとれた「田園環境都市」として、市民と行政が協働して、住み続けたい持続可能なまちを目指しています。

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基本データ

Basic data of oyama

小山市
人口 166,207人
世帯数 71,786世帯
総面積 171.76㎢
東京からのアクセス

【公共交通機関をご利用の場合】
東京駅~小山駅:約40分(JR東北新幹線)
東京駅~小山駅:約80分(JR上野東京ライン 快速ラビット)
新宿駅~小山駅:約80分(湘南新宿ライン 快速)

【自動車をご利用の場合】
国道4号、新4号国道(東京-小山-青森)国道50号(前橋-小山-水戸)
東北自動車道 佐野藤岡IC、北関東道 都賀IC、圏央道 五霞IC

イメージキャラクター 政光くん・寒川尼ちゃん
公式ホームページ

http://www.city.oyama.tochigi.jp/

移住定住サイトhttps://www.city.oyama.tochigi.jp/site/iju/

小山市の自慢

①オモイガワザクラ
②思川・鬼怒川などの河川
③コウノトリ
④ハトムギ・麦などの農産物
⑤おやま和牛
⑥小山の豚「おとん」
⑦5つある酒蔵から生み出される日本酒
⑧新幹線
⑨本場結城紬
⑩間々田ひも
⑪ハンドベル
⑫桑

UIJターン窓口

小山市田園環境都市推進課 移住定住推進係

TEL:0285-22-9376

FAX:0285-22-9546

令和5年6月1日現在

FEATURE

小山市の魅力

小山市

POINT.01

テレワークや東京圏への通勤に最適な環境

新幹線の停車駅を有する小山市。小山駅から東京駅までは新幹線で約40分、在来線でも乗り換えなしで約80分というアクセスのよさです。「基本的にはテレワークだけど、たまに出社が必要…」という場合でも、通いやすい距離なので安心です。小山市に移住して新幹線通勤を始められる方を対象に、新幹線通勤定期代の補助を実施しています。小山市で、のんびりと穏やかな暮らしと快適な通勤環境を手に入れませんか?

小山市

POINT.02

田園環境と都市環境のバランスがとれた「田園環境都市」

栃木県2位の人口を有し東京から新幹線で40分ほどの都市でありながら、市街地から車を少し走らせると広大な水田や麦畑などの田園環境に出会えます。2012年にラムサール条約に登録された渡良瀬遊水地の8%が小山市域にあり、そこでは野生復帰したコウノトリの雛の誕生が4年続いています(2023年現在)。農業、商工業のバランスもよく、首都圏でも有数の田園環境を併せもつ都市、「田園環境都市おやま」。現在、30年後の市の姿を描く、「田園環境都市おやまビジョン」の策定に、市民と行政が一体となって取り組んでいます。小山市の「半分都会、半分田舎」を味わい、一緒にまちづくりをしてみませんか?

小山市

POINT.03

全国に誇れる地域資源

小山ブランドの代表といえば、軽くて柔らかくて温かい最高級の絹織物「本場結城紬」糸つむぎから地機織りまでの工程をすべて手作業で行っており、その高度な技術は昭和31年に国の重要無形文化財に、平成22年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。黒毛和牛の生産も県下有数で、海外に輸出されるとちぎ和牛の約5割は、「おやま和牛」が占めています。ほかの有名和牛にも引けを取らない高品質な肉質が人気です。

How to Enjoy

小山市の楽しみ方

小山市

公園・レジャースポット

渡良瀬遊水地/コウノトリ交流館/おやま本場結城紬クラフト館/小山思川温泉/いちごの里間々田紐キッズランドおやま小山総合公園小山運動公園/小山市立体育館/栃木県立県南体育館/栃木県立温水プール館/小山祇園城跡(城山公園)間々田八幡公園
小山市

史跡・文化遺産

7ヶ所の国指定史跡(寺野東遺跡、琵琶支天塚古墳、琵琶塚古墳、乙女不動原瓦窯跡、鷲城跡跡、祇園城跡、中久喜城跡)/須賀神社/間々田八幡宮

Event Schedule

小山市のイベントスケジュール

(3〜5月)

小山市
3月

おやま二千本桜まつり(~4月)、篠塚初午祭、渡良瀬遊水地のヨシ焼き

4月

ラーメン祭、鯉のぼり群雄(~5月)、田間血方神社太々神楽

5月

おやまブランドまつり、間々田のじゃがまいた

(6〜8月)

小山市
6月

おさかなワイワイ大作戦、おやま酒蔵まつり(隔年)

7月

思川の流しびな、小山祇園祭、フェスタin鬼怒川、おやまサマーフェスティバル(小山の花火)

8月

おやま思川アユ祭り、寺野東遺跡縄文まつり

(9〜11月)

小山市
9月

小山のビールまつり

10月

ハンドベルフェスタ in OYAMA

11月

菊花大会、おやまバルーンフェスタ、農業祭、ツール・ド・おやま、小山きものの日、おもいがわ映画祭、おやまエコリサイクルフェア

(12〜2月)

小山市
12月

おやま思川マラソン

1月

小山の初市(だるま市)

Support System

あなたにあった支援制度を活用!

小山市転入勤労者等住宅取得支援補助金

東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)から市内への転入に伴い、自ら居住するための専用住宅を新築または購入した勤労者等を対象とした助成です。
・最大50万円(若者世帯、居住地区加算、三世代同居、空き家バンク登録物件購入等の加算)
・定住誓約等の交付条件あり

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

フラット35「地域連携型」(住宅金融支援機構との連携による金利引き下げ)

「小山市転入勤労者等住宅取得支援補助金」の交付対象者に該当する方(見込み)が、(独)住宅金融支援機構のフラット35「地域型」を利用する場合、金利が0.25%引き下げられます。(期間に制限あり)

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

小山市空き家バンク制度

小山市内の空き家を所有者等の方からの申し込みにより登録し、本市に移住や定住を希望している方などに、ホームページ上でその物件情報を提供しています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

小山市空き家バンク利用促進補助金

空き家バンクの登録物件を対象に、各種経費の一部を助成します。
・リフォーム工事の限度額50万円、家財処分の限度額10万円、空き家管理の限度額1万円、補助率は全て1/2

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

充実した保育施設

市内には、私立保育園24カ所、認定こども園16カ所、市立保育所8カ所、幼稚園2カ所、学童保育57カ所があります。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

3歳児クラス以上保育料無償

3歳児クラス以上は、全世帯保育料が無償です。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

第2子保育料半額

同時在園の第2子目の保育料が半額、低所得世帯は長子から数えて第2子目の保育料が半額となります。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

第3子以降保育料無料

保育所、認定こども園、幼稚園の入所児童のうち、18歳未満の児童からカウントして第3子目以降の保育料は無料となります。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

私立幼稚園等預かり保育料助成

幼稚園、認定こども園の預かり保育等を利用する保護者の負担を軽減するために、料金の一部を助成しています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

ひとり親家庭学童保育料助成

ひとり親家庭の保護者の経済的負担を軽減するため、学童保育料を減額しています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

子育てひろば

子育て総合支援センターにおける子育てひろばは、年末年始を除く毎日開催しています。その他、市内各地に特設の子育てひろばを10カ所設置し、未就園児の子育て支援を行っています。
各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

病児保育・病後児保育

病児保育(3カ所)、病後児保育(1カ所)で実施しています。
各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

こども医療費助成

満18歳に達する日以降の最初の3月31日までの子どもの入院・通院にかかる健康保険適用の医療費(一部負担金分)を助成しています。
各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

ひとり親家庭医療費助成

ひとり親家庭の18歳までの子、およびその親の入院・通院にかかる健康保険適用の医療費(一部負担分)を助成しています。(所得制限あり。)

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

ひとり親家庭のファミリーサポートセンター利用料の半額助成

ファミリーサポートセンターは、子育て支援総合センターにあり、子育ての相互援助を行っています。ひとり親の方がこの制度を利用した場合にその料金の3分の2を助成しています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

絵本とこんにちは事業

市が実施する「9カ月児健康相談」の際に、絵本の読み聞かせを行い、5種類の絵本の中から好きな絵本を1冊プレゼントしています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

子育て情報サイト「おやまっ子子育てナビ」

総合的な子育て支援情報を提供するとともに、接種時期、種類が複雑な「予防接種」について、スケジュール管理が可能な「予防接種ナビ」機能を備えたスマートフォンから快適にアクセスできる情報サイトです。アプリも登場し、各種講座や相談のオンライン予約が可能となりました。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

妊産婦医療費助成

妊娠届出月の初日または転入日から出産(流産・死産)した月の翌月までの保険適用分の医療費(一部負担金分)を助成しています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

不妊治療費助成

不妊治療に要する保険適用外の検査費・治療費の1/2を助成しています。申請は1年度につき1回、1医療機関まで、助成期間は治療開始から5年間で、限度額は100万円です。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

田んぼの学校

子どもたちが地域の環境を知り、人と自然のつながりを学ぶ場として「田んぼの学校」を、市内の学校8校9カ所で実施しています。
実施校では米作りを中心として、古代米の栽培、ビオトープでの生き物観察、幼稚園との交流、ホタルの里作りなど、各校の特色を生かした活動を行っています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

小中一貫教育

各中学校区ごとに小中一貫教育の観点から、「つなぐ」「そろえる」「つどう」をキーワードに特色ある取組を実践しています。小中9年間で目指す児童生徒像を中学校区ごとに設定し、それをもとに重点化を図る教科等を定め、9年間を見通したカリキュラムの編成とその実践・改善に努めています。平成29年4月には栃木県内初となる「絹義務教育学校」が開校しました。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

奨学金

市内に住所を有する方の被扶養者で経済的理由により就学困難な者に対し奨学金の貸付を行っています。
・小山市奨学金(高等学校・大学等)
・おやまふるさとみらい奨学金(大学等)。
おやまふるさとみらい奨学金は、卒業後、一定期間小山市内に居住することで返還を一部または全部免除するものです。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

奨学金償還免除制度

卒業後、一定期間小山市に居住を継続した場合、ボランティア活動への参加状況等を勘案 し、返還を一部または全部を免除する制度です。
(対象:大学、短期大学、専修学校(専門課程)高等専門学校(4年生以上)に在学もしくは入学見込みの者)

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

小山市新幹線通勤定期券購入補助金

新幹線で東京圏に通勤する新卒者又は転入者(本人または配偶者が39歳以下、もしくは同一世帯に中学生以下の子どもがいる方)に対して、月額1万円を上限に最大36月分補助します。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

小山市中心市街地商業出店等促進事業補助金

中心市街地の空き店舗(3箇月以上継続して利用されていない店舗)への新規出店者に対して補助金を交付します。
・内装改造費1/2以内の額(限度額100万円。創業者は150万円。)

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

新規就農塾推進事業

JAおやまが主体となって、新規就農希望者向けに専門的な研修カリキュラムを用意し、就農準備段階から 独立自営就農までのサポート体制を構築しています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

看護師就業奨励金

看護師養成機関に在学している方で卒業後看護師として奨励金の交付期間に相当する期間以上、小山市内の医療機関に勤務することを市に誓約した方に、奨励金(自宅通学者月3万円、自宅外通学者月5万円)を交付しています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

保育士等就業奨励金

保育士等養成施設(大学、短大等)に在学中の方で卒業後、奨励金の交付期間に相当する期間以上、小山市内の保育所、幼稚園、認定こども園に就業する意思のある方に奨励金(自宅通学者月3万円、自宅外通学者月5万円)を交付しています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

移住体験施設:おやま暮らしお試しの家

小山市での生活を体験することを目的とした施設です。市南部の閑静な住宅街にある和風住宅で、生活に必要な家具、電化製品等を取り揃えています。
利用期間1か月 利用費3万円(光熱水費込)

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

市民農園

道の駅思川に併設された小山市市民農園で、自ら農産物を栽培・収穫できる貸し農園や、田植えや稲刈りを行う体験水田、季節野菜の種まき・収穫を行う体験農園を実施しています。

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

移住者交流会

小山市に移住してきた方々のコミュニティを作り、移住者の「居場所」づくりを目的として、交流会を実施しています。(年3回程度)

各種制度に要件等があるため、詳細は担当部局にお問合せください。

小山市の先輩移住者の声

大人も子どもも“やりたいこと”が広がる暮らし

大人も子どもも“やりたいこと”が広がる暮らし

冨永美和さん

Iターンで、小山市にマイホームを 山形生まれの山形育ち、就職も地元企業。同じく山形県出身のご主人と結婚したが、ご主人の勤め先が栃木県内の企業だったこともあり、結婚を機に山形を離れ、栃木県下野市へ。冨永さんが勤めていた会社は都内にもオフィスがあったため、そちらに転勤し、下野市から都内のオフィスへ通勤していた。 ご主人の転職に伴い、一度は茨城県古河市へ。その後、子どもが生まれたことで「家を建てたい」という想いが強くなった。 「山形に戻ることも考えましたが、今後のライフプランを考えた時に、関東にとどまることにしました。栃木県、茨城県、埼玉県で土地を探す中で、自分たちの理想にぴったりの場所を小山市に見つけ、念願のマイホームを建てることにしました。」 第二子出産とほぼ同じタイミングに家が完成し、家族4人での小山市暮らしがスタート。 「駅からそれほど離れていませんが、静かな土地で、周りには子どもの同級生も多いので、安心して子育てできます。日常生活に必要なものは15分圏内で全て揃うので、暮らしの利便性はとても良いですよ。」 また、一戸建てに住んで良かった、と今になって強く思うことがある。それは、子どもたちがとても元気なこと。 「息子たちの今のブームは“戦いごっこ”。喧嘩ではないのですが、何をしていてもすぐに戦いごっこが始まり、毎日大騒ぎです。アパートやマンションに住んでいたら、常にご近所さんのことを気にしていたでしょうね・・・(苦笑)」 子どもに色々なことを経験させてあげられる環境 住まいには庭もあるので、2021年春からは家庭菜園をはじめた。 「ナス、トマト、とうもろこし、ブロッコリーを植えました。子どもたちも野菜が育つ過程や収穫を楽しんでいます。ただ、とうもろこしだけは収穫直前に鳥に食べられてしまいました。植えれば採れるというものではないこと、どうすれば無事に収穫できるか、など、失敗から学べることもありました。」 そして今年の夏は初めてカブトムシを飼うという経験もした。 「子どもたちは昆虫が大好き。毎日餌やりなど世話をしていました。生き物なので、お別れもありますが、生き物を育てることの難しさや楽しさを学んでくれたと思います。」 そして、これからは「アウトドア」にも挑戦してみたいという。 少し前からご主人の趣味が登山やキャンプになり、休日はアウトドアを楽しんでいる。 「せっかく身近にこれだけの自然環境があるのだから、そろそろ子どもたちもアウトドアデビューさせたいと話しています。」 県内には小さなお子さん連れでも登りやすい低い山から、本格的に登山を楽しめる山まである。川遊びやキャンプなども各地で楽しめるので、アウトドア好きにとって行き先に困ることはない。 「毎日外を走りまわって、笑って過ごしていることだけで十分ですが、身近でいろんな経験ができるので、その都度成長を感じられます。」 親が選んだこの地で、子どもたちも楽しく過ごせていることもシンプルに嬉しいという。 遊びに行ける場所の選択肢が多い 子どもが小さい頃は、市内で開催されるマルシェや近所の公園に行くことが多かったが、成長に伴い遊ぶ場所も変化してきた。 ご主人もいる週末は、一日は近場で、一日は遠出するというのが最近の過ごし方。 「近場では、市内のショッピングモールや、近隣市町の公園に行きます。遊具が充実した公園は子どもたちのお気に入りで、毎回行き先を変えることで飽きずに楽しんでくれます。」 遠出の場合は、那須エリアにあるファミリー向けテーマパークや、茨城県、群馬県に足を伸ばすことも。高速を使えばどこへ行くにも1時間程度なので、行き先に困ることはないという。 「調べてみると、宇都宮市や佐野市の商業施設にも、キッズスペースが充実しているところがあるみたいで。子どもを遊びに行かせるだけでなく、大人も買い物を楽しみながら、子どもも楽しめるというのは良いですよね。」 情報通の冨永さん。普段の情報収集については、「イベントなどは、市内のお気に入りのお店のS N Sをフォローして、出店情報をチェックして把握しています。子どもの遊び場は、友人が調べたものを教えてくれるんです。」 友人というのも、小山市に移住して来られた移住者仲間。 冨永さんが移住してきた当初、市が主催している移住者交流会『welcome! Oyama beginner』に参加したことをきっかけに、地元のキーパーソンや移住者同士とつながることができた。その時に知り合ったママ友とは、普段から情報交換をしたり、子どもと一緒に遊びに行くこともあるという。 「小山市はイベントが多いですが、最近はイベントで地元の方と交流するより、家族と公園や遠出して過ごすことが多かったなと気づきました。気になるお店もどんどん増えていますし、原点回帰でまたイベントに参加したいですね。」 子育てしながら在宅でできる仕事を 2022年春まで、都内の会社に在籍していた冨永さん。 会社がテレワークを導入していた際は、子どもと触れ合う時間が十分確保でき、仕事と子育てのバランスが非常に理想的だったという。しかし春にコロナが落ち着いたタイミングでテレワークが終了。会社との話し合いも重ねたが、子どもの幼稚園入園のタイミングとも重なり、一度子育てを優先する決断をし、退職した。 「仕事はしたいと思っているので、情報収集はしています。私も驚きましたが、在宅で働くことを望む主婦向けの求人情報って、栃木には意外とたくさんあるんです。」 働き方の変化に伴い、求人情報も世の中のニーズに合わせたものに変化している。 「在宅のみの仕事であれば、通勤アクセスを気にせずに、仕事内容で選ぶことができます。これからは、より一層栃木での暮らしを満喫しながら、仕事も子育ても充実させていきたいですね。」

おいしくて楽しい! この街の名物

おいしくて楽しい! この街の名物

染谷 典さん

新しい発想×昔ながらの製法で、いままでにないどら焼きを 暖簾をくぐると、雑誌の切り抜きが壁一面に飾られた店内に、どら焼きが種類ごとにトレーに収められ、ずらりと並んでいる。その光景は、まるでパン屋かカフェのよう。「バタどら」や「小豆と栗どら」をはじめとした定番から、「桜バター」や「よもぎきなこ」などの季節もの、さらに「マシュマロチョコ」や「モンブラン」といったニュータイプの商品まで、常に20~30種類のどら焼きがそろう。ポップに目をやると、「全身に塗りたい香りとコク!」(桜バター)や、「ポーチに入れたい程の好感!」(桜小豆)など、思わずクスっとしてしまうような、遊び心とパンチのきいた文字が躍っている。 「うちでは、どら焼きの皮のことを“バンズ”と呼んでいて、『バンズで挟めば、それはもうどら焼きだ』というルールを、勝手に決めているんです」 そう話す店主の染谷さんが、これまで手がけてきたどら焼きは120種類以上。コロッケやハンバーガー、お惣菜(!?)などの変わり種にも挑戦してきた。といっても、試作の方法はいたって真面目だ。染谷さんは、女性スタッフの意見も取り入れながら何度も試作を重ね、納得のいったものだけを店頭に並べている。また、県内はもちろん、東京の和菓子屋などへも、定期的に足を運ぶ。 「名店と言われるところは悔しいけどおいしくて、刺激を受けますね。何が違うんだろうって、店に帰ってきては材料を見直したり、作業工程を変えてみたり、けれど結局、うまくいかなくて元に戻したり……。そんなことばかり、ずっとやっています」 皮の生地には、「イワイノダイチ」という栃木県産の小麦粉や、大田原産の卵など、できるだけ地元のものを使用。防腐剤や保存料は使っていない。それを、熱伝導率の高い銅板で、一枚一枚、片面が焼けたら裏返してもう片面を焼くという、昔ながらの“銅板一文字の手焼き”を今も続けている。多いときには、一日500~600個分の皮を焼くこともあるという。 「最近は、機械を使って焼くフワフワな食感の皮が多いなかで、しっかりとした歯ごたえがあるのが、うちの特徴。これだけは変わらずに、守り続けています」 栃木へ戻るつもりは、まったくなかった 東京で生まれ育った染谷さんが、両親の地元である間々田へ引っ越したのは、中学3年生のこと。その後、高校3年間をこの地で過ごしたが、大学進学をきっかけに、また東京で一人暮らしを始めた。卒業後は、海運会社に3年半、アパレル会社に6年半勤め、アパレル時代には、海外での買い付けも経験した。「栃木へ戻るつもりは、まったくなかったですね」と振り返る。 そんな染谷さんが地元へ戻る決心をしたのは、三代目として和菓子屋を切り盛りしていた伯父さん(母親の姉の夫)が80歳になり、引退して店を閉めるのを決めたことがきっかけだった。 「母も、退職していた父も和菓子屋を手伝っていて、たまに電話で話すと、店を閉めることをとても残念そうに思っているのが伝わってきて。ちょうどそのころ、ぼくは独立して自分の店を開きたい、なかでも飲食関係がやりたいと考えていたこともあり、継ぐ決心をしたんです。また、当時はなんとなく地元に苦手意識があって、それを克服したいという気持ちも、少なからずありましたね」 老若男女、誰もが気楽に立ち寄れる店に Uターンしてからは、名物だった饅頭をはじめとした、和菓子づくりに没頭。失敗を繰り返しながら、約35種類の和菓子をつくり続けてきた。そのなかで、どら焼き専門店へと業態を変えたのは、どんな理由からだろう? 「当時、調査をしてみたら、お客さんの95%くらいが60歳以上の女性でした。僕は、その年齢層を下げて、若い人や男性も含め、老若男女が気楽に来られる店にしたかったんです」 そこで、和菓子屋を続けながら、まずは5年半前に茨城県の古河市に1号店を、その2年後には和菓子屋を辞めることを決意すると同時に、間々田に2号店を、さらに2年後に、小山駅のほどちかくに3号店をオープンした。 「数多くある和菓子のなかから、どら焼きに絞ることにも迷いはありませんでした。どら焼きは、子どもから年配の方まで誰もが好きで、和洋どちらの食材にも合い、表現の幅も広い。実は、定番商品の一つである『バタどら』は、和菓子屋だったころから人気商品の一つだったんです」 生産者や商店主のみんなと、一緒に盛り上がっていきたい 和菓子屋を継いだばかりのころは、ネーミングから使う素材まで、地元色を出そう、出そうとしていたという。けれど、それは表面的なものとなってしまっていたのか、最初は売り上げが伸びるが、リピートにはつながらなかった。そのため、あえて今は、地域らしさをそこまで意識はしていない。 「単純に、おいしいからまた食べたい! デザインが可愛いから、面白いから手土産に持っていこう! その繰り返しのなかで、『間々田といったらワダヤのどら焼きだよね』と名物になっていく。それが大事なんだと、失敗もしながら(笑)、気が付きました。どら焼きは、手を汚さずにワンハンドで食べられます。ファーストフード感覚で気軽に、おいしいどら焼きを楽しんでもらえたら、それが変わらない思いです」 現在でも、古河のカボチャやニンジンなど、地元の食材を使ったどら焼きをつくっているが、小山のハト麦など、少しずつ新たな特産品を使った商品にも挑戦していきたいと考えている。一方で、染谷さんは、音楽ライブやマルシェ、農家の収穫祭、雑貨屋の企画展など、仲間が主催するさまざまな地域のイベントにも出店。自身も「Mamamada FES」というロックフェスなどを運営している。 「地域の食材を積極的に使うのは、地元の農家さんと一緒に頑張っていきたいから、イベントに力を入れるのは、小山市はもちろん、県をまたいだ古河市や結城市で活動する魅力的な商店主たちと、みんなで一緒に盛り上がっていきたいから。それが結果的に、この地域全体を楽しくすることにつながっていったらいいなと考えています」

県南エリアのほかの市町村

野木町

コンパクトな中に魅力が光るまち、野木町

野木町

壬生町

子どもも大人も夢中になれる
おもちゃのまち、壬生町

壬生町

下野市

安心が支える暮らしやすいまち、下野市

下野市

栃木市

新たな暮らしに
チャレンジしやすいまち、栃木市

栃木市

足利市

穏やかな自然に
歴史や文化が息づくまち、足利市

足利市

佐野市

ラーメンだけのまちじゃない、佐野市

佐野市

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